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ギランバレー症候群diary*sakura×run

飛べない世界

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入院350日目

 

今日も1日お疲れ様です。

 

今日は形成外科受診があったのですが

混んでいて1時間半待つことになりまして。

 

その間指をひたすら動かし

2か月前、1か月前のブログの記事を読み返しました。

 

 

2か月前の記事は

リハビリの内容に懐かしさを覚えました。

2か月前からのかなりの成長を感じました。

 

1か月前の記事は

もうこの日から1か月経つのかと

時間の早さを感じました。

 

 

ブログ、記録してて良かったです。

 

 

ということで

リハビリについてきちんと記録しようと思います。

 

 

 

PT(理学療法

 

ベット上での筋トレ

 

上体が少し起きるような斜めのクッションを背中に入れる。

①膝をセラバンドで縛り、膝をひらく。

 このとき、骨盤が下がらないように気を付ける。50回

②ピーナッツ型のバランスボールの上に

 膝が90度に曲がるように足をのせ、手前に膝を持ってくる。

 足首に重り1.5キロをのせて負荷を上げる。50回

③②の状態で重りをとる。

 足首付近でタオルを両足で挟み、膝下を上げる。(バランスボールから離す)30回

背中のクッションをとる。

④平らなバランスボール?(あるんです笑)2つに足をのせてお尻上げ

 (不安定な足場でハムストリングスにより負荷をかける)30回

⑤④でお尻を10秒間上げ続ける+0.75キロの重りを握って腕を伸ばして左右に揺らす

 10セット

起き上がってベットに腰かける

⑥先ほどの平らなバランスボールに座り、左右に体重移動。

⑦⑥状態でつま先上げ、体が後傾しないように気を付ける

 

ベット上でのリハビリだけでもこんな感じ。

自分に分かるようにしか書いていないので

きっとみなさまには意味不明かも…。

 

そして今日は

床からの立ち上がりの練習をしました。

 

 

今までは、床からの立ち上がりでも

台に手をついて膝立ちからの立ち上がりだったので

かなり腕の方に体重を分散していました。

 

それでも、前は立ち上がれなかったのですが

最近はスムーズに立ち上がれるようになりました。

 

 

PTさんの指導の下

なんとか立ち上がるための動作を考えました。

 

私の場合、右の大腿が強いので

左足を斜め後ろに伸ばし、右膝はやや曲げます。

両手を伸ばしてつき、四つん這いのようになります。

(足は開脚の状態)

左足に体重をかけながら、右膝を伸ばし(これが大変)

腰の位置を高くします。

これで両腕、両足が完全に伸びきった四つん這いに。

そしたら右手で杖を立てて

両手で杖の下の方を握り、少しずつ上体を起こしていきます。

 

はい、立ち上がり❤

 

 

 

言葉で説明するのは難しいけど

とりあえず、台や椅子がない状態で立ち上がる大変さは

伝わったかな。

 

 

でも、できた。

 

嬉しかった。

 

汗だらだらなるし

少し手の位置や足の位置がずれるだけで

崩れてしまうけれど

 

できました。

 

 

 

明日から毎日リハビリに取り込んでいくから

もっと楽にスムーズにできるようになれるはず。

 

足の筋力がもっとついたら

もっと普通に近い立ち上がり方だってできるようになる。

 

 

20㎝3段の昇降は正面向きで上がれるようになりました。

上り下りを5セットやってます。

 

できることが増えると

疲れなんて吹っ飛ぶ。

全然疲れないんです。

 

 

 

 

今日はPTの記録だけで

いっぱいいっぱいなので

OTはまた明日。

 

 

 

 

リアルっていう車椅子バスケの漫画。

最初は読むと苦しくなって

微妙だな~と思っていたけれど

7巻くらいからすごく良くて…。

 

今の私にも

ぴったりとはまってくる言葉が多々あります。

 

 

 

ぜひ、健常者にも障害者にも読んでほしい漫画です。

 

 

そんな『リアル』からひとつ紹介。

 

 

TVでタイソン・ゲイが9秒台で走る姿を見ながらの場面。

 

”彼も、空を飛べるわけではない。

 鳥から見たら9秒でも15秒でも同じ”飛べない世界”の出来事。

人間の限られた能力の中でどれだけあがれるかだ。

 

 

 …歩けない世界にも、9秒台はある。”

 

 

 

障害者と健常者の共存って美しい響きだけれど

実際の世界は全く別物だと思います。

それでも

その世界の違いに優劣なんてない。

比べることなんてできない。

別物なんだから。

比べて、喜怒哀楽することが馬鹿みたいだなと思いました。

 

 

 

漫画の中に出てくるのは

脊髄損傷、切断など

治ることのない障害がほとんどです。

 

だからこそ

腹をくくるというか現実を受け入れるための

それ相応の葛藤・苦しみが見られます。

 

 

私は、装具と杖で歩けるようにはなりましたが

車椅子ユーザーでもあります。

 

回復すれば

私は健常者になるかもしれない。

後遺症が残れば障害者。

 

 

治らない病気ともいえなくて

(もちろん治したい気持ちでいっぱいなので)

ちゅーぶらりんな面もあり、

漫画に出てくる言葉を

全て自分に当てはめて受け止めるのは難しいのですが

それでも心に染みるものがたくさんありました。

 

 

なんか、言いたいことが分からなくなってきた…

 

 

 

とにかく。

素晴らしい漫画です。

 

 

読めば分かります(笑)

 

 

 

 

さ、明日も張り切って

私は私の人生を世界を

充実させるために頑張ります。

 

おやすみなさい!